前から気になっていた「ふすまパン」なるものを作りました。小麦ふすまというものを原材料に使っていますが、ふすまって不思議な名前ですよね。
低糖質のパンを作るにあたって色々調べた結果、「ふすま粉」という原材料に辿り着きました。「小麦ブラン」とも言います。こちらの方がなんとなく耳にしたことがありますね。聞き覚えはあるけどそれって小麦粉とどうちがうのか、調べていたら、小麦粉や全粒粉のことも理解できてきました↓
ふすま(小麦ブラン)とは
小麦の一番外側の皮(表皮部分)のこと。
小麦は胚乳(はいにゅう)、胚芽(はいが)、表皮(ひょうひ)からできていて、小麦粉というのは表皮と胚芽を取り除いた胚乳のみを製粉してできていま。ふすまはその取り除いた表皮を製粉したものです。
ちなみに全粒粉は、表皮も胚芽も胚乳もまるごと製粉したものです。ブランや全粒粉が茶色なのは、表皮が混ざっているためです。
ふすまは小麦粉と比べるととっても低糖質。100gあたりの糖質が、小麦粉約70gに対し、ふすま粉は約20g!つまり小麦の糖質は主に胚乳に含まれているということですね。
しかもふすまには食物繊維をはじめ、ビタミン、ミネラル類がとっても豊富に含まれています。食物繊維は血糖値の上昇を抑えてくれる役割がありますので、糖尿病の人にとって強い味方となる食材です。
ですが・・こんなにも栄養価の高いふすまがなぜもっと一般的に普及しないのか?
それは、味です。味にちょっとくせがあります。
全粒粉だと小麦粉と混ざっていますのでそんなに気にならないのですが、ふすまは表皮の味わいがしっかりとしています。
なんというか、独特のえぐみというか。小麦粉のようなほのかな甘みがないというか。
今回ふすまパンを作るのが初めてだったので、富澤商店さんの「ふすまパンミックス」で作ってみました。
原材料を見ると、小麦ふすまのほかに「小麦たんぱく」というものが主成分として含まれています。多分食べやすい配合で作ってくれていると思うのですが、やはり普通の強力粉で作ったパンとは違う独特の味わい。
ですが、このミックスの糖質は驚きの100gあたり糖質10.8gの少なさ!その分食物繊維が28.2gも入っている!
味に慣れれば栄養も満点だし、お腹いっぱい食べられますね。
夫は割と気に入ったみたいで、ふすま独特の味もそんなに気にならないようです。
ハムやチーズ、野菜などをたっぷり入れてサンドイッチにしたらもっと気にならないかも。
今度はちょっと配合を変えたりして、好みの味を模索していきたいと思います。