
こんにちは。
今日の関東は穏やかなお天気ですが、日本海側では大雪が続いているようですね。お気をつけ下さい。
先日次女が学校の音読で因幡の白うさぎを読んでいました。
すごく久しぶりに物語を聞きましたが、私が持っていたイメージとは大分違っていたので「ん?」と思い記事にしました。
私の中の因幡の白兎って、ワニを騙した白ウサギが痛い目を見るっていう所で終わっていました。
相手を騙すようなことしちゃいけないよねっていう教訓と、そこまで悪いことしたかな?っていう疑問。
私の中ではその程度の記憶でした。
ですが実際のお話は白ウサギはワニに毛をむしりとられた後、さらに意地悪な神様たちによってもっとひどい目にあっていたのです。
後から来た優しい神様によって救われ、その優しさを知った美しいお姫様はその神様を結婚相手に選びます。
このお姫様は白兎だった説がありますが、そうだとしたらワニを怒らせてしまう結構なドジっ子ですね。
それはともかく意地悪な神様たちは優しい神様の兄にあたるわけですが、普段から弟をいじめていた兄神たちは、お姫様に会いに行く時も重い荷物を弟に背負わせています。
どこまでもひどいお兄さん達ですが、結局はお姫様に振られてしまうわけで。
悪いことをしたら自分に返ってくるよ、という暗示がこの物語にはいくつか出てきます。
・人(ワニ)を騙したら自分がひどい目にあった
・人(人・ウサギ)をいじめた人は選ばれない
そして逆にいいことをすれば自分に返ってくるよということも描かれています。
因果応報を子供に教えるにはいい教材だと思いますが、お兄さん達ひどすぎ…でも嫉妬なのかな?きっと優しい弟ばかり可愛がられてひがんだのかな?なんて想像してしまいます。
いじめる側には心の問題があるはず。振られたくらいで改心とまでいかないでしょうが、その後少しは優しくなってくれてるといいですね。
ちなみに因幡の白兎に出てくるワニとはサメのことで、昔の絵本ではワニの絵で描かれていましたが、現在ではサメが描かれています。渡るのは海ですもんね。
大人になってから読むと、日本の神話ってまた違った視点で読むことが出来ておもしろいです。
ぽちっと頂けると俄然やる気が出ます♪